[小ネタ]LookerのExplore上でData欄の特定行の値を表計算により全ての行に割り当てる方法 #looker
さがらです。
Lookerの小ネタですが、記事タイトルの通り「LookerのExplore上でData欄の特定行の値を表計算により全ての行に割り当てる方法」を本記事でまとめてみます。
どういう内容か?
具体的に1つ例を用いてみます。
下図のように、毎年1月のユーザー数をExploreで出しているとします。
このとき、2019年1月のユーザー数を基準として、各年1月のユーザー数は2019年1月のユーザー数と比較して何%増減しているのかを知りたいとします。 これを分析するには、2019年1月の値をData欄の全レコードに割り当てて、各年のユーザー数と比較する必要があります。
これが、今回やりたいことの具体例です。
対策
早速結論となりますが、下図のような表計算を記述すればOKです。
ポイントとしては、
lookup
関数を使い、特定行の値を参照させる。- 第1引数には、取得したい値の行を入れる。
- 今回は1行目の2019年1月の値が欲しいので「1」と入れています。
- 第2引数には、Data欄の行番号を取得する
row
関数を入れる。 - 第3引数には、取得したい値を持つフィールド名を入れる。
この表計算を作成することにより、このように2019年1月の値をData欄の全ての行に割り当てることが出来ました!
これにより、2019年1月比のユーザー数の増減率を出すことが出来ました!